「給料、もう少し上がらないかな」と思いながら、上司には何も言えずにいませんか。給料の話はお金の要求みたいで、切り出しにくいですよね。
結論を先に言います。給料交渉は「上げてください」と要求することではありません。求人票の数字を見せて「自分に何が足りないか」を聞く、ただの相談です。この形なら角が立たず、聞くだけで評価が下がることもありません。私自身、最終的には転職で年収が150万円上がりましたが、その出発点は求人票で自分の相場を知ったことでした。
この記事では、給料交渉の切り出し方を、そのまま使える例文つきで解説します。読み終わる頃には、次の面談で口に出す一言が決まっています。
今回やることは1つだけです。求人票を1枚保存して、面談で相場の数字を1回口に出す。それだけです。
このレベルでやること: 面談で相場の数字を1回口に出す(要求はしない)
材料はLv2で見た求人票1枚だけ・費用0円。まだLv2(求人を10件眺める)が終わっていない人は、先にそちらからどうぞ。

給料交渉が怖いのは「要求」だと思っているから
給料交渉と聞くと、会社と戦うイメージがあります。でも実際にやることは、相場という事実を共有して、埋め方を相談するだけです。
「相場を見たらこうだった。自分に足りないものは何か」と聞かれて、怒る上司はまずいません。むしろ評価面談や1on1は、本来そういう話をするための場です。
聞くだけなら評価は下がりませんし、クビになるような話でもありません。やらない理由が、実はない行動です。
材料は求人票1枚でいい

Lv2で求人を10件眺めたとき、自分と同じ職種・近い年齢向けの求人があったはずです。その中から1枚だけ、スクリーンショットで保存してください。
使う数字は1つだけです。その求人の年収(または月給)の下限をメモします。上限ではなく下限を使うのがコツです。盛っていると思われず、事実として一番かたい数字だからです。
切り出し方はこの一言(例文)
「求人サイトで同じ職種の求人を見たら、年収◯◯万円からでした。自分がその水準に届くには、何が足りないか教えてもらえますか」
ポイントは2つあります。
- 「上げてください」ではなく「足りないものを教えてください」と聞く
- 数字の出どころを求人票にする(自分の希望ではなく市場の事実)
この形だと、上司は「評価基準を説明する」だけでよくなります。あなたは、次の査定で何を潰せばいいかがわかります。お互いに損がありません。
言うタイミングは、評価面談・1on1・査定前のどれかがおすすめです。雑談のついでより、面談の場で聞くほうが真剣さが伝わります。
どんな答えが返ってきても得をする
この質問は、返ってくる答えの全パターンがあなたの材料になります。
| 上司の答え | わかること | 次の一手 |
|---|---|---|
| ◯◯ができれば | 昇給の条件 | 潰して査定へ |
| うちでは難しい | 会社の上限 | 市場との差を確認 |
| 濁される | 基準がない | 市場を見続ける |
足りないものを教えてもらえたら、それを潰せば次の査定の根拠になります。「うちでは難しい」なら、会社の給料の上限がわかったという重要情報です。
どちらに転んでも情報が増えて、選択肢は増えるだけ。ここでも後出しジャンケンです。
今日の行動は1つ。求人票を1枚保存する
面談は今日でなくて構いません。今日やるのは、求人票を1枚保存して、年収の下限を1つメモするところまでです。これで次の面談に向けた弾を込めた状態になります。
まとめ: 聞くだけの交渉から始める
給料交渉は要求ではなく相談です。求人票1枚と例文1つがあれば、リスクゼロで始められます。
Lv2(転職サイトを見てみよう)がまだの人は、先にこちらからどうぞ。
相場を口に出せたら、次のLv4では実際に応募して面接を受けてみます。面接も、受けるだけならノーリスクの後出しジャンケンです。

