ゲーセンでイニブをやり込むほど、家でも練習したくなりますよね。
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ただ、いざアケコンを買おうとすると種類が多くて迷います。しかも通販サイトの商品名には「PS5動作確認済」と書かれているのに、メーカーは公式にPS5非対応と告知している製品が混ざっています。
私も家にHORIのHAYABUSAレバーのアケコンを置いていますが、最初にゲーセンとの違和感で戸惑いました。原因が分かるまで、しばらく「自分が下手になったのか」と思っていたほどです。
この記事ではPS5に正式対応しているアケコンだけに絞って、選び方と3モデルを紹介します。あわせて、ゲーセンの筐体と家のアケコンで操作感が変わる理由もまとめました。
読み終えるころには、自分の予算と住環境に合う1台が決まっているはずです。
先に結論を書きます。今から買うならPS5対応品を選んでください。今後アーケード版の新作が家庭用に移植されたとき、PS4専用のアケコンでは動かない可能性が高いからです。
結論:PS5対応ならこの3つから選べば失敗しません
細かい話の前に、タイプ別の答えを出しておきます。価格は2026年8月時点でメーカー公式サイトに掲載されている金額(税込)です。実売価格は店舗と時期で変わります。
| こんな人 | おすすめ | 公式サイト掲載価格 |
|---|---|---|
| 長く使いたい・自分でメンテしたい | ファイティングスティックα | 24,800円 |
| 家族がいる・夜に練習する | ファイティングスティックα SILENT | 29,980円 |
| とにかく安く始めたい | ファイティングスティック mini | 7,480円 |
それぞれの中身は後半で説明します。まず、買う前に必ず知っておいてほしい話からいきます。
【重要】通販の「PS5動作確認済」は、あてになりません
ここが一番の落とし穴です。
通販サイトでアケコンを検索すると、商品名の先頭に「【PS5動作確認済】」と付いた製品がいくつも出てきます。安くて評価も悪くないので、つい選びたくなります。
ところがHORIは2025年1月31日、「弊社PlayStation®4対応製品についてのお知らせ」で次のように告知しています。
これまでPlayStation®5で動作確認済としていたPlayStation®4対応の下記製品について、PlayStation®5には非対応となりました。下記製品をPlayStation®5で使用される場合の動作保証はいたしかねますので、ご了承ください。
この非対応リストに載っているアケコンが、こちらです。
- 機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON Arcade Stick(PS4-173)
- リアルアーケードPro.N HAYABUSA(PS4-092)
- リアルアーケードPro.V サイレントHAYABUSA(PS4-090)
- リアルアーケードPro.V HAYABUSA(PS4-055)
- ファイティングエッジ刃(PS4-098)
- ファイティングスティック(PS4-129)/ファイティングスティックmini(PS4-091)
注目してほしいのが一番上です。マキオン専用に作られたアケコンが、そのPS5非対応リストに入っています。「マキオンのアケコンなんだから間違いない」と思って買うと、PS5では動作保証の外です。
同じ告知には「引き続きPlayStation®5でもご使用いただけます」という一覧も併記されていますが、そちらにアケコンは1つも入っていません。ヘッドセットやHDMIケーブルばかりです。つまりHORIのPS4世代のアケコンは、事実上すべてPS5対応から外れました。
それでも通販サイトの商品名には「【PS5動作確認済】」が残ったままです。表記が古いだけで、メーカーは保証していません。
ソニーの公式サイトも、周辺機器について次のように書いています。
オフィシャルライセンスを取得したレーシングホイール、アーケードスティック、フライトスティックなどの特殊な周辺機器は、PS5ゲームおよび対応するPS4ゲームで使用できます。
注:PlayStation公式または他社製のコントローラーすべてがPS5に対応しているとは限りません。PS5および特定のゲームタイトルに製品が対応しているかどうかは、各メーカーにご確認いただくことを推奨いたします。
ソニー自身が「各メーカーに確認を」と書いています。「公式ライセンス品だから大丈夫」ではなく、製品ごとにメーカーの対応表記を見るのが正解です。この記事で紹介する3モデルは、いずれもメーカー公式ページでPS5対応が明記されているものだけに絞っています。
イニブはアーケード専用。家で練習するならマキオンです
イニブ(インフィニットブースト)に家庭版はありません。アーケード専用タイトルです。
そのため家で練習する場合は、PS4・PS5で遊べる「マキシブーストON(マキオン)」を使うことになります。機体もシステムも完全に同じではありませんが、基本的な操作とアケコンの感覚を体に入れる目的なら十分に役立ちます。
ここで冒頭の結論に戻ります。マキオンはPS4のソフトなので、今この瞬間だけを見ればPS4専用のアケコンでも遊べます。
ただ、アケコンは数年使う道具です。今後アーケード版の新作が家庭用に移植されれば、その受け皿はPS5になります。そのときPS4専用機だと買い直しになるので、はじめからPS5対応を選んでおくほうが安全です。
家で練習する環境の全体像は、別の記事にまとめています。本体やソフト、回線まわりから知りたい方はこちらをどうぞ。

ゲーセンの筐体と家のアケコンは、操作感が違います
アケコンを買った人がよく口にするのが「ゲーセンと同じつもりで動かしたのに、なんかしっくりこない」という違和感です。
腕が落ちたわけでも、慣れの問題だけでもありません。レバーの寸法や重さが製品ごとに違うのが理由です。
特に効いてくるのが、手で握るボール部分と土台をつなぐ軸(シャフト)の長さです。ここが数ミリ変わるだけで手首の角度が変わり、体感はかなり大きく違います。ゲーセンの筐体に手が慣れているほど、その差が違和感として出ます。
私の場合も、家で練習した直後にゲーセンへ行くと、しばらく入力が噛み合いませんでした。
合わなければレバーを交換すればいい
ここで効いてくるのが本体のメンテナンス性です。
アケコンのレバーやボタンは、三和電子やセイミツ工業といったメーカーのパーツに交換できます。筐体を開けられる製品なら、しっくりこなかったときに中身だけ入れ替えて調整できます。
逆に開けにくい製品だと、合わなかったときに買い替えるしかありません。長く使うつもりなら、この点を最優先で見てください。
PS5対応アケコンおすすめ3選
メーカー公式ページでPS5対応が明記されているモデルだけを紹介します。
ファイティングスティックα|長く使うならこれ
HORIのアーケードスティックの上位モデルです。型番はSPF-013で、PS5・PS4・PCに対応しています。メーカー公式サイトの掲載価格は24,800円(税込)です。
いちばんの強みはメンテナンス性です。筐体を開けて内部にアクセスでき、レバーとボタンを自分で交換できます。前の章で書いたレバー交換をしたい人には、これが第一候補になります。
- レバー・ボタンともHORI製「HAYABUSA」
- サイズは幅410mm×奥行300mm×高さ120mm、重さ約2.7kg
- 天板のデザインシートを差し替え可能
- ハードウェア切替でPS5・PS4・PCを使い分け
価格は安くありませんが、買ってから育てられる1台です。イニブを長く続ける前提なら、結局これがいちばん安く付きます。
ファイティングスティックα SILENT|家族に迷惑をかけにくい
上のαの静音版です。型番はSPF-039で、メーカー公式サイトの掲載価格は29,980円(税込)です。
アケコンは、思っている以上に音が出ます。レバーを倒すたびのカチッという音と、ボタンを叩く音が続くので、家族と住んでいると夜の練習は気を使います。壁が薄い部屋なら、なおさらです。
このモデルは、その音を2か所で抑えています。
- スティックに光学式スイッチを採用し、レバー操作時のスイッチ音を静音化
- ボタンは改良されたサイレントHAYABUSAボタン
メンテナンス性は通常版と同じで、筐体を開けて中身を交換できます。夜しか練習時間が取れない社会人にとっては、性能より先に効いてくる要素です。
通常版との差は約5,000円。操作感を取るか静けさを取るかではなく、住んでいる環境で決めてよい部分だと思います。
ひとつ正直に書いておきます。このモデルは2026年8月時点で新品の流通がかなり細く、通販でも在庫が安定していません。定価に近い新品を見つけたら、早めに押さえるつもりでいてください。
ファイティングスティック mini|まず試してみたい人へ
小型・軽量の入門モデルです。型番はSPF-038で、メーカー公式サイトの掲載価格は7,480円(税込)です。
- サイズは幅約21cm×奥行約15cm×高さ約8.7cm
- 重さ約500g(ケーブル込み)
- PS5・PS4・PC対応
αが約2.7kgなのに対して、こちらは約500gです。ずっしり据えて使うものではなく、アケコンが自分に合うかを確かめるための1台と考えてください。机が狭い人にも向いています。
ここで手応えを感じたらαに乗り換える、という順番なら無駄がありません。
レバー派か、パッド派か
イニブの筐体には、レバー操作のタイプと、パッド操作の「ライトタイプ」があります。ゲーセンでライトタイプを使っている人は、家でもアケコンではなくコントローラーのほうが合う可能性があります。
判断の目安はこうです。
- ゲーセンでレバー台に座ることが多い → アケコン
- ライトタイプばかり使っている → まずはコントローラーで十分
- どちらも使う → 主戦場に合わせる
大事なのは、ゲーセンで自分がどちらに座っているかです。家の練習環境をそこに合わせないと、練習した内容が本番で噛み合いません。
よくある質問
ボタン配置はゲーセンと同じにできますか
できます。紹介したモデルはいずれもボタン割り当てを変更できるので、筐体に近い配置に寄せられます。まず筐体の配置を覚えてから、家のアケコンを合わせるのが順序としてラクです。
安い中古やPS4専用モデルではダメですか
マキオンを遊ぶだけなら動きます。ただし今後の新作が家庭用に出たときに使えなくなる可能性があります。数年使う道具なので、PS5対応品を選んでおくほうが結果的に安く付きます。
自分のアケコンをゲーセンに持ち込めますか
店舗のルール次第です。持ち込みを認めている店もあれば、禁止している店もあります。行きつけの店に直接確認してください。持ち込み前提で機種を選ぶのは避けたほうが無難です。
まとめ:PS5対応と住環境から逆算する
イニブ向けのアケコン選びで押さえる点をまとめます。
- 通販の「PS5動作確認済」は古い表記のことがある。メーカー公式の対応表記を見る
- イニブに家庭版はないので、家での練習はマキオンを使う
- 今後の新作移植を見据えるなら、はじめからPS5対応を選ぶ
- ゲーセンとの違和感の正体は、多くの場合レバーの寸法
- 長く使うならメンテナンス性、夜に練習するなら静音を優先する
スペックの数字よりも、自分がいつ・どこで練習するのかから逆算したほうが失敗しません。夜しか時間が取れないならSILENT、休日にじっくり向き合うなら通常版のα、という具合です。
環境が整ったら、次は中身です。今どの機体が強いのかは毎週更新しているランク表で確認できます。

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